20150613 NEWS white(1)

6月13日はNEWS コンサートツアーwhite、東京ドーム初日だった。
初めてのNEWSコンサートに行き、NEWSを見た、NEWSのコンサートを見た1名の人間の感想・記録のつもりである。

まず、私は無事13日のチケットを二枚入手した。
一緒に行く方は私にNEWSを進めてくださった方だ。
朝から待ち合わせをし、グッズ列に並び、何を買うか悩んだり、買うつもりのないものまで買ったり。
そしてグッズを眺めながらなんやかんやと話し、一人ではなく、誰かと会場に入る。
どれもこれも新鮮でわくわくした。
趣味は共有することや語ることで濃密さを増すのだとしみじみ感じる。
6月13日、会場までの時間に行ったひとつひとつが、健全なジャニーズファンな感じがして嬉しかった。
もちろんご一緒してくださった方が、大人で気の回る優しい方だったからというのもある。
ご一緒してくださった方には感謝してもしきれない。

そして今回は初めてのNEWSコンサートの感想をセトリでも何でもなく、ただランダムに思うままに、書いていきたいと思う。
ここからはネタバレなどがある(可能性がある)のでお嫌な方はスルーしてください。




写し出されたwhiteの文字や、あしらわれた今回のwのマーク、他は本当に特筆するべきことがないほど、シンプルな会場。
私はコンサートがはじまるまで、NEWSの誰がどんな風に好きなのか全く分からなかった。
小山さんのうちわ、写真、カレンダーを購入しておいて何をいっているのだ、という感じだけれど、コンサートに魔法や奇跡があることを私は知っていた。

アルバム特典映像の世界観を引っ張ってきて始まったOP、そして曲は予想通り。
スタンド真ん中より片側より14列、まだメインステージの四人を肉眼で見て、誰が誰かも分からず、出てきた、とだけ思った。
ただ、曲としてのクオリティの高い、そして耳慣れていてテンションのあがる曲にお借りしたペンライトとうちわを、回りに合わせ、メロディに合わせて振った。

数曲歌った後の一人一人のみんなを盛り上げるコメントは思っていたよりもオラオラ~~俺らの彼女~~という感じではなかった。
けれど最後の増田さんVTRからの白ペンweeeekの演出には卒倒するかと思った。
けれど、それは「こんなの知らない、見たことない」「素晴らしいセンスだ」という感嘆で、本人たちが存在する喜びや、涙も、いやそもそも、コンサートにいる実感がなかった。
一人、コンサートの世界から一枚隔てたところにいるような気がしていた。
そのまま、アップテンポなナンバーを純粋に楽しみ、フルスイングを聞いていたとき、私は気付いた。

初めからメインは小山さんを追っていた。(二番手は加藤シゲアキさんであの豊かな表情に一番好きになってしまうかもとすら思った)
嵐ばかりだけれど、ジャニコン歴は長い。
一番が終わった瞬間、小山慶一郎さんはメインステージからさっと姿を消した。
ソロ?いや、違う。ソロにしては早すぎる。(改めて考えたらそうでもない)
戸惑いながらも手越さんのフルスイングの伸びやかな大サビに聞き入ることのできない自分がいた。

そしてロメオ2015は始まった。
イントロ、現れた小山慶一郎さんは後ろにあるメインステージよりも横に長いモニターにはっきり映っていた。
わたしの知っていて、知らない、小山慶一郎さんがそこにいた。
ソロ曲は基本的にセクシーなメロディだし、KAGUYAなどNEWSの曲でも必要であれば惜しげもなくアイドルとしての色気を垂れ流している小山慶一郎さん。
衣装について、距離のことも記憶のこともあり曖昧で、けれど一つだけ言えるのは上半身には、丈の長い赤黒シフォン混じりのカーディガンのような上着しか身に付けていなかった。
とても引き締まった腹筋が剥き出しになるほど前開きの。
肉眼ではなく、画面に映るアイドルにここまで心を奪われた記憶はここ最近本当になかった。
気がついたらうちわを口元にあて、ペンライトを振ることも忘れ、ぼんやりとその光景を眺めていた。
あっさり、小山慶一郎さんにおちた。
歌い終わり、小山慶一郎さんの余韻が残ったまま一番楽しみにしていた加藤シゲアキさんのソロが始まった。
スタートからラストまでセンスは最高で
安直で申し訳ないけれど、ディズニーシーのBBBワンシーンを彷彿とさせられた。
加藤シゲアキさんがそれを知っていたとは思えないし、こじつけに過ぎないと思えば思うほど、加藤シゲアキさんのそのセンス、発想力の素晴らしさに頭が上がらない。

MCは画面が四分割されていて、全員の表情を細かく見られるよう配慮されていた。
機材の場所が被る影響で、私の位置とその反対は、一画面見えないメンバーがいたのだけは勿体無かった。

その他細かく感じた演出や、座席、構成に明言するときりがないので今回は控えておくことにする。

とりあえず、ロメオ2015以降、わたしは小山さんにおちた。
おちた後から、「何故だかわからないけれど口から出る悲鳴」が四回くらい出た。
(私のなかで起きる場合は)嵐のコンサートで暗転から叫んで、明るくなればまた叫び、シルエットに叫び、ととまらないアレだ。

新しいところに心が引っ張られたな、と感じた。
小山さんのピアスに魅力を感じると幾つか前の記事に書いたけれど、小山慶一郎さんは私のなかでとても、アイドルという2.5次元と二次元の境目にいるような人だとしみじみ思う。
ピアスも、ピアスホールも、その他全部。
人の服の下は見えない、当たり前だ。
けれど小山さんは上半身露にし、それを見たわたしは生きてる、とか、かっこいい、とか、それとは違って、多分小山慶一郎さんを2.5次元と二次元の狭間の王子様のような存在にカテゴリーしたのだ。

悲鳴がとまらないのは眩しいからでかわいいからで綺麗だからでそれは、青春とは近いようで遠い、でもその言葉をあげたくなるような、青臭い感情を抱いたからだ。
これから、私はNEWSなら小山慶一郎さんが好きですときちんと言える気がする。
あのパフォーマンスでおちた、というのはなんだか気恥ずかしいが。

ただ一つ違うのは、NEWSとNEWSのファンが好きだから、だからこそ、他のファンがNEWS(それが一番好きな小山さんであろうと)と触れあい、幸せな気持ちになってほしい、と思うことである。
一人でも多く、NEWSと幸せを分かち合ってほしい。

NEWSなら、もっと、もっと、どこまでも行くことが出来る。
絆とかそういう言葉を臆面もなく使えるようなグループと、そのファンであってほしい。
あわよくば、私もいつかはそのファンの一人としてNEWSを盲目的に愛したり、してみたい。